【FF16】用語集｜ファイナルファンタジーXVI

FF16（ファイナルファンタジー）の用語集をまとめています。マザークリスタルやエーテル、黒の一帯、ドミナント、召喚獣、顕現・半顕現など解説しています。

FF16用語集

『FF16』の理解をより深めよう

2023年6月22日に発売予定のプレイステーション5（PS5）用ソフト『ファイナルファンタジーXVI』（以下『FF16』）は、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作であり、シリーズ初の本格的なアクション・RPGとなっています。

ここでは、『FF16』をより楽しむために役立つ用語やキーワードを解説します。

予備知識がなくてもストーリーを楽しむことはできますが、これらを把握しておくと本作の世界観をよりスムーズに理解することができます。

アクティブタイムロア

タッチパッドを長押しする

ゲーム中では、イベントシーンでタッチパッドを長押しすると「アクティブタイムロア」という画面が表示されます。この画面では、そのイベントシーンごとに重要なキーワードを確認することができます。プレイする際には、こちらも覚えておくと役立つでしょう。

マザークリスタル

マザークリスタルとは、ヴァリスゼアの各地に存在する巨大なクリスタルで、他のクリスタルの源泉となっています。マザークリスタルの周辺地域ではエーテルの流れが盛んで、豊富な魔法を使用することが可能です。それらの所有権を巡っては常に国家間の争いが生じています。

現在存在する5つのマザークリスタルは次の通りです。

ドレイクブレスはロザリア公国と鉄王国が所有権を主張しているもので、ドレイクヘッドはザンブレク皇国が所有しています。ドレイクファングはダルメキア共和国軍が手中に持つもので、ドレイクスパインはウォールード王国が所有しています。そして、ドレイクテイルはクリスタル自治領が管理しています。

クリスタル

魔法を行使する際に中心的な役割を果たす道具がクリスタルです。このクリスタルは地中からエーテルを取り込み、それを様々な属性の魔法に転化させることが可能です。ヴァリスゼアという地方では、クリスタルは日常生活に不可欠なもので、その管理は国が担当しています。

マザークリスタルから削り取られた小さなクリスタルは、持ち運びができるので便利です。基本的には、国がこれを配布します。そのため、ベアラーや罪人が所有することは許可されていません。人々にとって、クリスタルは非常に価値のあるもので、専用の容器に入れて常に身につけていることが普通です。

市の井戸や鍛冶屋の火床には大きなクリスタルが設置されていますが、これらは個人的な所有がほぼ許されていないため、国がその管理を行っています。

エーテル

エーテルとは、魔法を発動させる際に利用される地球の生命力のことです。消費するエーテルの量は使用する魔法によりますが、広範囲に影響を及ぼす高度な魔法を使う時には、多量のエーテルが必要となります。

魔法

魔法とは、地球からエネルギーを引き出して具現化させたものです。一般的にはクリスタルを介して発動しますが、ドミナントやベアラーなどはクリスタルなしで、自らの力だけで魔法を使用することが可能です。

火、水、風、土、氷、雷、光、闇の8つの属性が基本で、属性のない魔法も少数存在します。ヴァリスゼアの住民にとって、これらの魔法は生活に不可欠な存在となっています。

黒の一帯

黒の一帯とは、地球からのエーテルが枯渇し、地面が黒ずんで植物が枯れ、魔法が使用できない地域のことを指します。近年、ヴァリスゼア全体でこの地帯が急速に広がり、その結果として故郷を追われた難民や、新たな生息地を求める凶暴な魔物が増え、各国で重大な問題を引き起こしています。

ドミナント

ドミナントとは、召喚獣に変身（＝顕現）する力を持つ存在を指します。見た目や思考は人間と同じですが、クリスタルを使用せずに魔法を使う、人間を超えた強大な力を持っています。国によっては信仰の対象になったり、戦いの道具として利用されたりしています。その圧倒的な力は恐怖を感じる人も少なくありません。

召喚獣

召喚獣は、通常の力をはるかに超える力を持つ、神に近い存在です。この存在は、ドミナントという特別な者が変身することで現世に姿を現します。

顕現・半顕現

顕現とは、ドミナントが自分の身体を使って召喚獣を具現化することを指し、戦いや軍事行動に利用されています。一方、半顕現とはドミナントが人間の形態を保ちながら召喚獣の力を部分的に身につけることを指します。この方法はドミナントごとに異なり、顕現よりも身体への負担が少ないです。

竜騎士

竜騎士とは、ザンブレク皇国軍の中でも特に優れた戦士たちを指す名称です。彼らは長槍を巧みに操り、優れた跳躍力を活かして戦うことが特徴となっています。一般的な兵士とは異なり、竜騎士となるためには特殊な訓練を受けてその能力を認められる必要があります。

ザンブレク皇国には、古代の女神グエリゴールに仕えたとされるドラゴンの伝説が息づいています。この伝説に基づき、ドラゴンは聖獣として敬われています。そのため、戦場で飛び跳ねるかのように動き、空を舞うように戦う精鋭兵士たちに、竜騎士という名誉ある称号が与えられているのです。

この称号は、ただ単に彼らの身体能力を称えるものではなく、神聖なドラゴンの力を借りるという皇国の伝統と信仰を反映しています。竜騎士たちはその名誉を胸に、皇国の安全と繁栄を守るため、日々厳しい訓練を積み重ね、また戦場でその力を発揮しています。

ナイトの称号

ロザリア公国では、特に優れた騎士にはナイトの称号が与えられます。そして、ナイトは召喚獣フェニックスのドミナントを守るという名誉と共に、フェニックスからの祝福を授けられます。

フェニックスの祝福

フェニックスからの祝福を受けると、クリスタルなしでも火の魔法を使用することができます。

ベアラー

ヴァリスゼアの地では、特定の存在が奴隷としての扱いを受けています。彼らは「ベアラー」と呼ばれ、クリスタルを必要とせずに魔法を発現する特殊な能力を持っています。そのため、彼らは日常生活や戦争など、多様なシチュエーションにおいて単なる道具として使役され、その価値を認識されています。

ベアラーであることが明らかになった人々は、国家によって徴収され、その証として頬に特殊な刻印が施されます。この特徴から、ベアラーは一般に”印持ち”とも呼ばれています。この刻印は、各国の政府機関が負う責任で施されます。なお、ヴァリスゼア全土で同一の模様が使用されているのは、各国が互いにこの事項について合意した協約によるものです。

しかし、ベアラーやドミナントといった特殊な能力を持つ者たちは、魔法を使いすぎることによる副作用に常に悩まされています。具体的には、過剰な魔法の使用は身体の石化を引き起こし、最終的にはその生命を絶つことさえあります。これは、彼らが持つ強大な力が、同時に大きな代償をもたらす象徴とも言えるでしょう。

空の文明

空の文明とは、遥か昔に繁栄したとされる高度な文明のことです。現在でも、その文明の遺跡がヴァリスゼアの各地に残っています。これらの遺跡は非常に強固な素材で作られており、現代の技術では加工することができません。

蛮族

蛮族とは、人間とは異なる言語や文化を保持し、魔物のような外見を持つ種族群を指します。その中には、ゴブリン族、ギガース族、オーク族、タウルス族など、様々な種類が存在しています。これらの蛮族は一見魔物に見えますが、多くの魔物とは異なり、自分たちで作成した道具を使う能力があり、同種族内で独自の秩序を保ちながら社会を築いています。

ヴァリスゼアという地域では、蛮族と人間は長い歴史を通じて領土争いを続けてきました。しかし、現在のウォールード国王が治めるこの地では、それらの蛮族が平定され、より安定した社会が形成されているとの噂が立っています。

蛮族と人間との間には依然として深い溝が存在しますが、それでも彼らは自己の文化と生活を維持し続けています。そして、蛮族が平定されたという噂が本当であるならば、これはウォールード国王の力量を示す一方で、蛮族と人間が共存する可能性を示すものでもあります。その結果、未来のヴァリスゼアでは、人間と蛮族が互いに理解と尊重を基にした新たな関係を築いていくことが期待されます。

ストラス

ストラスは、他人の思考を伝達する能力を持つ鳥の魔物です。見た目はまるでフクロウのようで、伝書鳩のような存在となっています。その額の石にエーテルを一時的に蓄積し、そのエーテルを他の人に浴びせることで思考を伝達します。この能力は主に、王侯貴族や各地の主要施設が通信するために使用されます。その機密性が高く、緊急の報告に最適です。