FFシリーズ第1作、ファイナルファンタジーのストーリーをおさらい

ファイナルファンタジーシリーズ第1作の魅力を再発見。光の戦士たちの壮大な冒険と勇気ある戦いをおさらいしましょう。

ファイナルファンタジー

FFシリーズ: 時代を超えたRPGの金字塔

“ファイナルファンタジー”（以下、「FF」）シリーズは、1987年12月に日本で初めて発売され、その後世界中に広がっていきました。この初代の「FF」から始まる壮大な冒険の旅は、数多くのナンバリングタイトルを生み出し、その名を轟かせることになります。

「FF」シリーズには数々のナンバリングが振られていますが、各ナンバリング作品間においてストーリーやプロットの直接的なつながりはほぼ見られません。つまり、「FF」シリーズのそれぞれのナンバリング作品は、その世界観やストーリー、キャラクターを独自に持ち、一つの独立した世界として展開しています。

ファイナルファンタジーのストーリー

「光の戦士」の伝説とその冒険

「ファイナルファンタジー」は、四つの大きな力、すなわち土、火、水、風が塞がれてしまった、暗黒に覆われた世界の物語です。その結果、作物はすべて枯れ果て、火山は猛烈な勢いで火を噴き出し、海は荒れ狂い、そしてモンスターが地上を徘徊するようになりました。しかし、この暗黒の世界には一筋の希望がありました。それは「この世に悪満ちし時、四人の光の戦士が現れる」という古い予言でした。この予言を信じる人々は、世界を救う「光の戦士」の伝説を信じて待ち続けていました。

その後、長い長い旅の果てに、四つのクリスタル、光の戦士の証を手にした四人の若者が、コーネリアという地へたどり着きます。彼らは、町の賢者から、自分たちが持っているクリスタルが光の戦士の証であることを教えられました。しかしこの時、コーネリアでは、かつてこの王国のナイトであったガーランドによって、王女セーラが誘拐されるという事件が発生していました。彼らは、王の願いを聞き、ガーランドが立て籠もるカオスの神殿へと向かい、ガーランドを倒し、王女を救出しました。その感謝の印として、王はコーネリアの北にある壊れた橋を修理させ、戦士たちは、失われたクリスタルの輝きを取り戻し、世界に再び平和をもたらすために、その橋を渡り、未知なる大地へと旅立つのです。

光の戦士たちは、次々と土・火・水・風の「四体のカオス」を倒し、クリスタルの輝きを復活させていきました。しかし、すべてのクリスタルが輝きを取り戻したところで、世界に平和が訪れることはありませんでした。